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当社所属の奈良くるみ選手の2015 ウィンブルドンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:グランドスラム
開催地:イギリス ウィンブルドン(ロンドン)
コート:グラスコート
日程:2015年6月29日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:57位
女子シングルス
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
1R | マグダ・リネッテ | ポーランド | 97 | 3-6/6-3/4-3(棄権) |
2R | ペトラ・クビトバ | チェコ | 2 | 2-6/0-6 |
女子ダブルス
パートナー:ローレン・デビス(アメリカ)
ラウンド | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1R |
ヤーファン・ワン(中国) カイリン・チャン(中国) |
6-4/6-4 |
2R |
エカテリーナ・マカロワ(ロシア) エレナ・ベスニナ(ロシア) |
4-6/1-6 |
良い調整が出来ていたので気持ち良く初戦を迎えれました。
相手は今年対戦している選手でした。ファーストセットは相手の安定したプレーに緊張もあり自分から仕掛けていけず、展開が出来なくなってしまいました。2セット目からはとにかく浅いボールを逃さない事だけを意識しました。一気に流れを変えれた事が良かったです。相手の棄権という残念な形での勝利でしたが、どんな形でもグランドスラムでの勝利はとても嬉しいです。
2回戦はトッププレーヤーとの対戦でした。フレンチオープンの反省を活かして気持ち強く試合に入ることが課題でしたがまたしても何もする事ができずに終わってしました。最初から何も思い通りのプレーが出来ていないのに試合の途中で何も変化をつけないという一番自分の悪い所が出てしまいした。何かを変える勇気をもっていかないといけないと感じました。悔いの残る試合になってしまいましたが、この反省を活かせるようにしっかりと整理していかなければいけません。
芝シーズンが終わりましたが、今年は充実した期間でした。次のアメリカシーズンに向けてまた頑張っていきたいです。
今年は芝シーズンが昨年より1週間長いことで選手は調整の時間があることでそれぞれしっかり芝での準備を行っている状態でのウィンブルドンとなりました。奈良は芝では自分の武器のディフェンス力を発揮するのが難しいですがその分攻撃的な意識を持ってプレーすることでテニスの幅は広がってきています。昨年よりも早い段階で芝に適応していたので適応力の向上を感じられました。
シングルス1Rでは最近調子をあげている選手で4月に戦ったときも大接戦での勝利だったので気を締めて臨みましたがそれでもファイナル1−3ダウンという状態までいきました。相手のプレーも良かったですが少し奈良が丁寧にプレーしすぎて相手に先に攻撃するチャンスを与えすぎていました。要所要所で奈良が相手よりプレーのレベルをあげれたことが勝因です。このあたりに奈良が相手よりランキングが高く経験がついてきていると実感できました。
2Rでは昨年のチャンピオンでありランキング2位の選手でした。コートも1番コートに入り全てにおいて奈良はプレッシャーのかかる状況でした。スタートから相手の予想以上のプレーの出来と自分の緊張か重なり期待した思い切りの良いプレーはなかなか出すことができませんでした。相手は強敵でありしかも相手の得意なサーフェスということはありますがやはり差を感じさせられる試合となってしまいました。トップ選手との最大の技術的な差であるサービスとリターンの強化が必要だと改めて痛感させられました。
ダブルスではグランドスラム初勝利です。年に数回しか出ないダブルスですが自分のできるプレーを見つけられていましたしダブルスからシングルスにつながるプレーもできていました。何より楽しくプレーできていてグランドスラムで勝利できたことは大きな喜びです。
少し休んで次は7月20日からのイスタンブールから始まる夏のハードコートシーズンです。クレー、芝と様々なサーフェスで学んだことを得意なハードコートで活かしていきたいと思います。
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