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当社所属の奈良くるみ選手の2019 コントレクセビル$100000のツアーレポートをお届けいたします。
グレード:ITF World Tennis Tour
開催地:フランス・コントレクセビル
コート:クレーコート
日程:(本戦)2019年7月9日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:180位
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
本戦1R | Timea Bacsinszky | スイス | 91 | 6-4/6-7/6-2 |
本戦2R | Georgina Garcia-Perez | スペイン | 227 | 6-4/4-6/2-6 |
芝シーズンからまたクレーコートに戻るのは初めての事ですが、自分のテニスはクレーでより強化されると思い、クレーでの大会を選びました。
初戦からタフな相手にも粘り強くプレーして良い形でしたが、2回戦で左手首を痛めてしまいました。
良い調子だったのでとても残念です。
治療してアメリカシーズンに備えます。
ウィンブルドン後に帰国せずにイタリアでしっかりとトレーニングを積んできました。
そしてトレーニングの成果がしっかりと見えた大会でした。
1回戦からタフな相手との対戦でした。
第1シードで元トップ10、現在91位の選手です。
フレンチオープンの予選2回戦でも対戦し勝利した相手ですが、さすがに今回は戦術もはっきりと変更して勝ちにきていることを感じました。
その中での対戦で奈良も自分のプレーを明確にして相手の戦術にもしっかりと対応しました。
セカンドセットでマッチポイントを取りきれなくても気持ちを落とすことなくプレーしました。
その後ファイナル42で日没という不運もありましたが、翌日も高い集中力で締めくくりました。
ここにトレーニングの成果が見られました。
セカンドセットでマッチポイントを落としても体力の余裕があることからプレーの質を落とさず、翌日も精神的にもゆとりがありました。
しかし2回戦を前にアクシデントもありました。
今回の使用球が男子のボールだったため、クレーコートで更に重さがあり両手首に痛みが出てしまいました。
幸い右は軽度だったので試合は行いましたが、やはり左がバックハンドで痛みが出ていたようです。
それでもファイトして前向きな試合でした。
相手はビッグサーバーでクレーコートでも賢いプレーをしてきました。
リターンゲームで工夫して充分相手のサービスゲームを苦しめていましたが、相手も単発にならずにサービスを工夫してきました。
奈良の敗因としては自分のサービスゲームでの工夫が足りませんでした。
相手に気持ちよくリターンをさせる時間が後半増えてしまいました。
この差は今日の試合を通じて相手から学べたことです。
明日移動して明後日から最後の2大会となります。
WTAのトーナメントでレベルは上がりますがしっかりと戦えるテニスはできています。
またまだまだクレーから学び成長できると感じています。
成長を続けて今の取り組みをしていればまた必ず良い結果も出せると確信しています。
原田夏希
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