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当社所属の奈良くるみ選手の2016 ボルボ・カーズ・オープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:プレミア
開催地:アメリカ サウスカロライナ州チャールストン
コート:クレーコート
日程:2016年4月4日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:84位
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
本戦1R | ユリア・プティンツェワ | カザフスタン | 61 | 6-7(4)/0-6 |
前週の大会で体調を崩してしまいましたが、休みを取れたので十分に回復する事が出来ました。休んだおかげか練習での調子は良く、クレーコートでやらなければいけないプレーを練習試合では出せていました。
しかし、試合になるとどこか消極的になってしまい思うようなプレーが出来ませんでした。相手のしつこいプレーに我慢できず自分のミスが増えてしまいました。練習でやれている事を試合で出すにはどうしたら良いのかを考えて次に進みたいと思います。
今週で一旦遠征が終わります。またすぐにヨーロッパに出発なので良い準備をしていきたいです。
相手はしぶとくクレーコートを得意とする選手でした。昨年の夏にもファイナルタイブレークで負けている相手でありしぶとさも覚悟してコートに入りました。また2週間クレーコートでやってきたことがここ何日間の練習では良い状態になっていて、クレーでどう戦うべきかも頭にも身体にもインプットされている状態で試合を迎えられました。
試合の序盤はお互いの持ち味のミスの少ない中でも相手をしっかり動かしあっての内容の濃い展開でした。それでも相手のクレーでのディフェンス力が勝り1−4までリードを広げられます。原因はフィニッシュをするためのバリエーションと精度が低かったことでした。ここを修正して相手のバランスが崩れてからは時間を縮めたネットプレーや前のスペースを使うドロップショットを効果的に混ぜることで、相手の予測をはずし足を止めたことでカウンターが無くなりました。これが成功し65でセットポイント2本を奪うところまでいきました。
しかしそこで取りきれなかったことでまたスタートの状況に戻ってしまいタイブレーク05まで8ポイント連取されてしまいました。今日はここで落胆してしまいプレーを戻すことはできませんでした。自分よりしぶとい相手に対してうまく機能していることをポイントをとれなかったことでやめてしまって単調なプレーになってしまうところがまだ甘さです。そしてしぶとい相手に対しての心身ともに持久力が今後の課題です。クレーでやってきたことによりプレーは良くなり幅も広がっています。例年より早くクレーの試合に出たことが今後につながってくると感じます。
長い遠征もこで一区切りとなり明日帰国します。まずは心を休めてしっかり充電させます。
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