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当社所属の奈良くるみ選手の2016 ジャパンウィメンズオープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:ITF女子サーキット
開催地:東京都 有明テニスの森公園
コート:ハードコート
日程:2016年9月12日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:81位
女子シングルス
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
本戦1R | タミラ・パシェク | オーストリア | 105 | 6-2/6-2 |
本戦2R | ユリア・プティンツェワ | カザフスタン | 41 | 6-2/6-2 |
本戦QF | ヤナ・チェペロバ | スロバキア | 115 | 6-3/4-6/1-6 |
USOPENから帰ってきてからすぐ試合とスケジュールがタイトでしたが、今回はフィジカルトレーナーの佐藤さんとケアをしてくれる小谷さんに帯同してもらえたので試合前は良い調整ができました。
初戦から本当に良いプレーが出来ました。自分の動きのスピードが上がっている事を感じれました。2回戦では今まで勝利した事の無い選手にも勝つ事が出来ました。改めて私のテニスはフィジカルがいかに大事かが分かりました。
常にトレーナーを帯同する事は出来ませんが、自分の身体のコンディションを整える事の大事さも今大会で分かったので引き続き自分の身体と向き合っていきたいです。
奈良にとっと収穫の多い大会となりました。夏からトライしているサービスゲームの改善とフォアハンドの攻撃力の向上が成果として現れました。
これまでゲームの中でサービスが消極的になったり単調になることでゲームのリズムを崩すことがあったり、ファアハンドではニュートラルのポジションからループで逃げて時間をつくろうとしすぎてフォアからの展開が遅くなってしまうという課題がありました。
夏から身体の使い方や少しでもコートの中に入ってプレーすることを意識して練習、トレーニングしてきたことでイメージが本人の中でも出来てきていました。
そんな中で迎えた試合でしたが1回戦は今年2連敗している相手で2回戦では4連敗している相手との対戦でした。負けている相手に対して悪いイメージを持ってしまうことが普通ですが、奈良は試合前から勝つために必要な戦術やイメージがしっかり持てていると言えるほど頼もしくなりました。
必要な戦術とは正に今の課題としていることで1、2回戦ともにしぶとくプレーする相手にこれまではサービスゲームやファアからのポイントが奪えないことで苦しんでいましたが、今回はファアから積極的のポイントを奪うことで相手に全くディフェンスする時間を与えずに常にプレッシャーをかけ続けることができました。イメージしている課題のテニスを試合で実行してこれまで勝てなかった相手に完勝したことは大きな自信であり成果です。
QFでもセカンド途中まで良い内容でプレーしていましたが、脇腹を痛めてしまったことと相手の良いプレーの時間が奈良の苦しい時間帯に重なってしまったことが敗因です。幸い大きな怪我ではありませんが今日からの東レの予選に出場するには回復しないことと連戦をすることで悪化してしまうリスクを考えて今週は欠場することにしました。
次の大会に向けて身体の回復と改善に努めます。テニスとトレーニングがしっかりリンクしてテクニックの向上がしっかりと見えてきているので今後が楽しみです。
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