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当社所属の奈良くるみ選手の2018 全米オープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:グランドスラム
開催地:アメリカ ニューヨーク市フラッシング・メドウ
コート:ハードコート
日程:2018年8月27日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:99位
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
本戦1R | エリス・メルテンス | ベルギー | 15 | 2-6/7-6(5)/5-7 |
初戦敗退でした。
ファイナルセットでは自分がリードする展開だっただけに悔しい敗戦です。
自分の力は試合を通して出せたとは思いますが、勝つところまでいけていないという所が今の自分の実力なのだと思います。
今回のアメリカシーズンでは勝利する事ができず残念な結果に終わりました。
しっかりこの結果を自分で受け止めてまた頑張っていきます。
今年最後のグランドスラムが終わりました。
現地に入ってからの1週間、いつも通り奈良は妥協することなく準備していました。
相手は今年に入ってツアー4勝して今勢いのある15位の選手でした。プレースタイルもオールラウンドでフィジカルも強いことで倒すには大変なタイプです。
こういったスタイルの選手が女子に増えてきていることで競争が厳しくなってきていると感じます。昔のような先手必勝の女子のテニスのスタイルは通用しない時代になっています。その相手に対して前向きな気持ちでコートに入っていきましたが、序盤はグランドスラムという舞台と相手のプレッシャー、最近勝ち星がないことでの少しの不安で緊張感が続く展開でした。
あっさりファーストセットを落としても、前向きな気持ちを持ち続けたことでワンチャンスを活かしてセカンドセットを40とリードしました。この時点でも決して奈良らしい良いプレーの連続とはなっていませんでしたが、奈良の前向きな諦めない姿勢が相手にプレッシャーを与えていたかもしれません。
44と追いつかれてからのプレーが徐々に奈良らしいテンポの速いバックハンドを軸とした攻撃が多く出て、ネットに出る回数も増えていきました。マッチポイント3本を跳ね返してファイナル42まではどちらがランキング上位かわからないほどの内容でした。それでも最後は勝ちきれませんでした。これがテニスであり勝負の厳しさです。
最近奈良は競り合った試合もこういった緊迫するポイントの連続の試合数がなかったことが、相手との少しの自信の差が出ました。
今は悔しいと思いますが、奈良が自分のテニスの形を見つけた手応えも自信も大きかったと思います。ランキングは落ちてしまいますがこれからが楽しみです。
昨日の試合からテクニックの改善点が明確に見えているとことがあるので、早速今日からマルコと一緒にテクニックとフィジカルの両面からオンコートでアプローチします。数日残って取り組んでいきます。
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