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当社所属の奈良くるみ選手の2014全仏オープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:グランドスラム
開催地:フランス パリ
コート:クレーコート
日程:2014年5月25~
エントリー時の奈良選手のWTAランキング:44位
女子シングルス
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
1R |
Anna Tatishvili (アンナ・タチシュビリ) |
アメリカ | 111 | 6-1/6-4 |
2R |
Jelena Jancovic (イェレナ・ヤンコビッチ) |
セルビア | 7 | 5-7/0-6 |
今大会は、今年二つ目の四大大会である全仏オープンです。本戦に出場するのは4年ぶりになりました。
グランドスラムは誰もが勝ちたい気持ちを強く持っている大会なので、大会が始まる前から緊張感がとてもあります。その中で調子のアップダウンはありましたが、良い気持ちで初戦を向かえました。
初戦の相手は、テンポ良く攻撃してくる選手でしたが、打ってくるコースやショットにバリエーションは無い選手なので、自分がどれだけミスを少なくアングルやロブを使って相手を動かしていけるかがこの試合の鍵になりました。緊張もあり、固さで自分のショットが浅くなってしまうこともありましたが、イメージ通り相手をコートの外に出す事が出来、リードを貫き勝つ事が出来ました。
2回戦の相手はヤンコビッチ選手とになりました。全米、全豪、全仏と3大会連続で対戦する事になりました。過去2回とも負けているので今回は絶対勝ちにいくという気持ちを強く持ち、試合に入りました。自分も相手もお互いにどうやってプレーしてくるかは分かっているので、最初からミスが無い長いラリーになりましたが、しっかりキープしついていく事が出来ました。1セット目後半はリターンゲームでギアを上げてブレイクを狙いましたが、相手のサービスが良かったのと仕掛けに行くボールで先にミスをしてしまい、逆に最後にブレイクされてしまい1セット目を落としてしまいました。
2セット目はなんとか相手を動かしもう一度自分にチャンスを作っていこうという気持ちで入りましたが、相手も過去2回の対戦で自分が2セット目に良いプレーをしてくるのを分かっているので、気持ち的にもプレーもギアを上げてきたと感じました。自分が攻撃してもなかなかポイントを取りきる事が出来ずに最後は0-6という形で終わってしまいました。同じ相手に3度も負けるというのはとても悔しいですが、この試合で自分の力は出せたと思います。トップ10に勝ちきるにはまだまだ自分の実力では足りないと感じました。
今年のクレーシーズンは勝敗をあまり気にせず、自分のテニスを良くするためのトレーニング期間だと思って臨みました。しかし、リオで優勝する事が出来たので自分の中でとても自信がつきました。
マドリッドやローマなどの大きな大会にも出る事が出来、負けは続きましたが、高いレベルで戦う事で自分に必要な事やトップの選手から学ぶ物がありました。これを次に活かして行きたいと思います。
次は芝のシーズンが始まります。また身体と気持ちを整えて良い状態で臨みたいと思います。
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