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当社所属の奈良くるみ選手の2015 全仏オープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:グランドスラム
開催地:フランス パリ
コート:クレーコート
日程:2015年5月24日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:56位
女子シングルス
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
1R | オシアン・ドジン | フランス | 142 | 3-6/7-5/6-1 |
2R | ルーシー・サファロバ | チェコ | 13 | 2-6/0-6 |
女子ダブルス
パートナー:クリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)
ラウンド | 対戦相手 | スコア |
---|---|---|
1R |
バーバラ レプチェンコ(アメリカ) サイサイ チェン(中国) |
6-7(4)/5-7 |
初戦の相手は地元の若手選手でした。とてもスピードとパワーある選手で最初はペースについていくことができず、中盤までずっとリードされる展開でした。
2セット目からやっと自分も重いボールで緩急をまぜれるようになり、相手のペースが徐々に落ちていきました。そこからは自分のミスの少なさが武器となり、相手にプレッシャーをかけれるようになったと思います。とても精神的にタフに戦えた試合だったのでこの勝利はすごく嬉しかったです。
2回戦は自分の悪い所ばかり出てしまう試合でした。勝ちたい気持ちがからまわりしてしまい、自分のペースに持っていけない事でパニックになり何をしたらい良いのかを冷静に考えることができませんでした。
格上相手にどういう気持ちで戦っていくかが今後の課題になりました。
これで今年のクレーシーズンが終わりました。序盤は苦しみましたが終わってみればフレンチオープンで1回戦を勝つことが出来て良かったです。ただ、課題がとても残る試合を最後にしてしまった事は反省して次に向けてのパワーにしたいと思います。
結果は昨年と同じく2回戦敗退でした。ランキングも昨年とほぼ同じ位置にいます。フレンチオープンに入るまでのクレーコートでの試合では苦戦が続き試行錯誤の毎日も昨年と同じです。
それだけアジア人にとってクレーコートでの経験値が少なくまだまだ学べることが多いということであり全てにおいて成長するためにはクレーコートでタフに戦い勝ち抜ける力をつけることだと確信しています。それを錦織選手が証明してもいます。
奈良は今年も苦しんだ分多くを学びました。苦しんだ分フレンチオープンでの1勝は大きく嬉しかったことと思います。相手の勢いもあり完全アウェイの中でもタフに本当に良く戦い抜きました。
2回戦では相手に対してしっかり戦術を持って試合に臨みましたが相手のプレーの良さに自分が引いてしまい相手を認めすぎて気持ち良くプレーさせすぎてしまいました。もっと自分の形にこだわり引かずに戦い続ける強い意志がトップ選手との対戦では必要です。
以前に比べてトップ選手相手に対して勝つ意欲を持ってコートにむかえている一方で相手の出来次第で引いてしまい自分の力を出せなくなってしまうという課題もあります。
相手関係なく結果も求めすぎずに常に自分のテニスで勝負して自分をもっと磨いていくことが更に成長できることなのでまた初心に戻り試合を楽しみにできるようにもっていきたいと思います。
少し身体を休めて来週の5日に芝シーズンにむけて出発します。
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