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当社所属の奈良くるみ選手の2016 BNPパリバオープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:プレミア
開催地:アメリカ インディアンウェルズ
コート:ハードコート
日程:2015年3月9日~
エントリー時の奈良選手のWTAシングルスランキング:89位
女子シングルス
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
予選1R | パトリシア マリア・ティグ | ルーマニア | 130 | 6-2/6-1 |
予選2R | ベロニカ・セペデ ロイグ | パラグアイ | 147 | 6-4/6-1 |
本戦1R | テリアナ・ペレイラ | ブラジル | 50 | 6-1/6-2 |
本戦2R | ビーナス・ウィリアムズ | アメリカ | 12 | 6-4/6-3 |
本戦3R | バルボラ・ストリコバ | チェコ | 37 | 6-3/1-6/2-6 |
予選から本戦3回戦まで進む事ができました。予選1回戦から試合に入りこめていました。マレーシアで相手のブシャール選手から学んだテンポの速さを今大会では自分の武器にする事ができました。
2回戦でヴィーナス選手に勝利した事は大きな自信です。今までトップの選手に勝つことができませんでしたが、最初から最後まで勝ちたい気持ちを前面に出せた事が勝利に繋がりました。
予選から5試合できたので試合数もこなすことができて良い大会となりました。
今大会は第5のグランドスラムと呼ばれる大きな大会でグランドスラム以上に本戦のカットが厳しく予選がタフな大会でした。
予選では厳しい相手に対して隙をみせることなく終始奈良がストロークで支配することができたことで常に大きなリードを奪い余裕を持って勝ちあがれることができました。厳しい予選を内容の良いゲームで勝ち上がったことで自信を持って本戦を迎えることができました。
1回戦では50位の選手との対戦でしたが相手の得意なスローなペースでのラリーに付き合うことなく奈良の得意な展開の速さで相手の時間を完璧に奪うことができました。少しでもコートの中に入ることを躊躇してしまうと相手のスローなリズムになってしまうところを良く理解して勇気を持ってコートの中でプレーしていました。
そして2回戦の相手はビーナス・ウィリアムスでした。15年前の今大会で人種差別を受けたとしてボイコットし続けていたビーナス.ウィリアムスが15年ぶりに戻ってきました。試合はビーナスの入場から7000人の観客が総立ちで出迎え完全アウェーの中での試合でした。そんな中で奈良はプレーも気持ちもひくことなく勇気あるプレーで勝ちきりました。奈良のキャリアの中で12位の選手に勝ったのは最上位タイの勝利です。ただしトップ選手とのショーコートの大観衆の中で勝つのは初めてだったので大きな自信になったと感じます。
3回戦でもチャンスはあったものの相手のうまさに翻弄される時間帯が大事な場面で目立ってしまいました。相手は身体も大きくなくパワーもない選手ですが奈良と同じく相手のバランスを崩すプレーであったりリズムをかえるプレーがうまく攻守の切り替えも早くうまい選手でした。奈良以上に常に展開の速さでプレッシャーをかけ続けられました。
チャンスもあっただけに残念ですが収穫の多い大会となりました。またレベルの高い選手と5試合しても身体に違和感が無いのは何よりです。次のマイアミまで一週間あるので少し身体を休めたあとはマイアミに移動してトレーナーとトレーニングを主にリスタートします。
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