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当社所属の奈良くるみ選手の2017 全仏オープンのツアーレポートをお届けいたします。
グレード:グランドスラム
開催地:フランス スタッド・ローラン・ギャロス
コート:クレーコート
日程:2017年5月28日~
奈良選手のWTAシングルスランキング:90位
■女子シングルス
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 | ランキング | スコア |
---|---|---|---|---|
1R | アマンダ・アニシモバ | アメリカ | 267 | 3-6/7-5/6-4 |
2R | ビーナス・ウィリアムズ | アメリカ | 11 | 3-6/1-6 |
■女子ダブルス
パートナー:尾崎里紗(ランキング72位)
ラウンド | 対戦相手 | 国籍 |
ランキング (シングルス) |
スコア |
---|---|---|---|---|
1R | ヤナ・チェペロバ | スロバキア | 89 | 2-6/3-6 |
シェ・シュウェイ | 台湾 | 109 |
スロバキアの大会が終わってから1週間フレンチオープンまで時間があったのでじっくり練習する事ができました。トレーナーもいたのでトレーニングも行う事ができて試合には自信を持って入る事ができました。
初戦では相手の強打に序盤は引いてしまいましたが、途中から相手よりしぶとくプレーする事ができました。久しぶりに気持ち強くプレーする事ができたので自信になりました。
2回戦のヴィーナス選手とはファーストセット途中まで良い流れでしたが、3-3のゲームで焦ってしまいそこからミスが増えてしまいました。良いプレーが出来ていいただけに残念です。
しかし、今回はまた自分のテニスの良さを思い出す事ができてきた感じがします。この経験を次に活かしていきます。
今年に入り細かい怪我が続きましたが、やっと怪我がない状態でテニスとフィジカル両面のトレーニングを行い準備するという時期がきました。
前哨戦をスキップして早めにグランドスラムの会場入りしてからは徐々に気持ちもテニスも上向いていき久しぶりに自信のある充実した良い表情をしていました。
それでも怪我をしていた時期のフィジカルの低下はまだあり、自分の動きのスピードとショットの感覚のずれはありますが、自分のテニスを取り戻すために現状を受け入れて日々努力を続けていました。
相手も怖さを知らないおもいきりプレーする期待の若手選手でしたが、コートに入っていく奈良の目を見た時に最近にない力強い目をしていたのでやってくれると感じました。
ファーストセットをとれずに苦しい展開でしたが、ファイトし続けることで小さなチャンスをつかみ逆転し最後は奈良らしいテニスも取り戻しました。
2回戦はビーナス選手相手にセンターコートでの戦いとなりました。
前回勝っていることで相手はかなり研究して気持ちも引き締めてきているという印象でした。
奈良らしいプレーもありましたが、奈良がリードしてから小さなミスを繰り返したのに対し、相手は攻撃の精度を上げてプレッシャーをかけ続けてきました。
この試合を通じてやはり自分のショットの精度の重要さ、相手にプレッシャーをかけることで相手の精度を落とすことの重要さを痛感しました。
本人の中でテニスの自信はかなり回復しましたがまだ全てにおいて忍耐力が必要です。
やるべきことは明確に見えているのでしっかり準備して次のウィンブルドンでまた勝負したいと思います。
やはりグランドスラムでの勝利は最高です。
またグランドスラムでひとつでも多く勝てるように努力を続けます。
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