当社所属の森田あゆみ選手の2017 WTA台湾オープンのツアーレポートをお届けいたします。
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グレード:インターナショナル
開催地:台湾 高雄
コート:ハードコート
日程:2017年1月30日~(森田選手は予選からの出場です)
WTA台湾オープン予選は予選1回戦は中国のZhang Kai-Lin選手に6-3,6-2で勝ち、予選決勝はチュニジアのJabeur選手に3-6リタイアという結果でした。
予選一回戦の勝利は凄く久しぶりの勝利だったのでセカンドセットの途中は少し緊張も出ましたが相手のダブルフォルトにも助けられなんとかまず復帰後初めて勝てたのは嬉しかったです。ただ次の日の予選決勝では手首に負担がきてて痛みが出てしまい、また最後まで試合出来ず残念な結果になってしまったので満足な納得のいく大会にはなりませんでした。
手首は確実に強くなってきていて良い状態になりつつありますが、まだ連日の練習、試合に耐えれるようになるにはもう少し時間が必要な感じです。
今回の大会でオーストラリアの時より少し試合の感覚を掴んだ所もあったのでどんどん試合に出たい気持ちはありますが、今はまずはしっかりケアをしてもう1度手首を良い状態にする事が一番大事なので次の試合は約3週間あいて、マレーシアでの大会になります。
今回少し得た試合の良い感覚を忘れないようにしながら手首のケアと強化、課題に取り組んで良い準備期間に出来るようにしたいと思います。
台湾オープンではプロテクトランキングを使い予選から出場しました。初戦は中国のZhang Kai Linに6-3.6-2で勝ちました。実に1年8ヶ月ぶりの勝利です。森田は勝った試合で初めて泣きました。長い長いリハビリ生活を乗り越えてつかんだ勝利はコーチの私でも特別な感情が入り混じり感動的なものでした。予選決勝は残念ながら前日の手首へのダメージを回復させることが出来ずにファーストセットを3-6で落としたところでリタイアしました。試合の序盤から手首に痛みがあり、痛みも増加傾向になったため仕方ない判断でした。
それでも今回の2試合は森田のテニスが完全に通用し、今後の活躍を確信させてくれるには十分なものでした。当面の課題は実戦に必要なフィジカルの向上とリカバリー能力の向上です。メルボルンの試合よりは試合勘も良くなって来ていることを感じることが出来ました。引き続き練習試合など実戦に近い形の練習を積んでいこうと思います。トレーニングに関しては筋力、バランス、体幹、インナーマッスル、心肺機能、可動域は良いレベルに達しているので、これらをコート上のパフォーマンスに結びつけるコーディネーションの部分にフォーカスして取り組みたいと思います。次のトーナメントは1月25日から予選が始まるクアラルンプールです。かなりの暑さが予想されるので現地には5日前に入り、しっかりコンディショニングしたいと思います。
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