2021年10月21日(2022年3月31日再掲)
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2022年4月4日付より、東京証券取引所(東証)、名古屋証券取引所(名証)において市場区分の見直しが行われますのでお知らせいたします。
現在の市場区分は、東証と大阪証券取引所が2013年に株式市場を統合した際に、上場会社や投資者に影響が出ないように、それぞれの市場構造を維持したことによるものです。
しかし、各市場区分のコンセプトが曖昧であり、多くの投資者にとっての利便性が低い(二部や新興市場の位置づけの重複等)ことや、上場会社の持続的な企業価値向上の動機付けが十分にできていないなどの課題がありました。
これを踏まえ、市場区分を「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」の3つの市場区分に見直すこととなりました。
プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
スタンダード市場
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場
◇ご参考:新市場区分特設サイト(日本取引所グループwebサイト)
2021年12月30日まで | 上場会社の市場選択期間 |
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2022年1月11日(予定) | 上場会社の新市場区分の選択結果の公表(JPXウェブサイト) |
2022年4月4日 | 一斉移行日 |
上場会社が選択先の市場区分の上場維持基準を充たしていない場合、上場維持基準の適合に向けた計画及びその進捗状況を提出し、改善に向けた取組を図ることで、当分の間、経過措置として緩和された上場維持基準が適用されます。
東証の市場区分見直しを契機として、同2022年4月4日に名証においても市場区分の名称変更、上場基準等の見直しを含む上場制度の整備が行われます。
名証では、「プレミア市場・メイン市場・ネクスト市場」への市場名称変更が行われます。
※東証の新市場区分と名称が異なります。
プレミア市場
優れた収益基盤・財務状態に基づく高い市場評価を有し、個人投資家をはじめとする多くの投資家の継続的な保有対象となりうる企業向けの市場
メイン市場
安定した経営基盤が確立され、一定の事業実績に基づく市場評価を有し、個人投資家をはじめとする多くの投資家の継続的な保有対象となりうる企業向けの市場
ネクスト市場
将来のステップアップを見据えた事業計画及び進捗の適時・適切な開示が行われ、一定の市場評価を得ながら成長を目指す企業向けの市場
プレミア市場は、上場基準・維持基準ともに、東証プライム市場とおおむね同水準となりますが、コーポレートガバナンス・コードのうち、グローバル機関投資家への対応を念頭に置いた英文開示など、東証プライム市場向け項目については、現時点において適用しないこととされています。メイン市場及びネクスト市場については、おおむね現行どおりの基準となります。
◇ご参考:市場の特性等を踏まえた上場制度の整備(名証webサイト)
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