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覚えておきたい!新NISA講座 第3回 ジュニアNISAは、どうなる?
2023年9月6日掲載
前回は「新NISAの成長投資枠」を紹介させていただきました。
3回目は、新NISA開始で、現在の「ジュニアNISA制度」がどうなるかについてご説明します。
来年2024年の「新NISA」開始に伴い「ジュニアNISA」は今年の年末で終了することが決まっています。しかし、2023年末(受渡ベース)までに投資をしておけば、お子様(または孫)が18歳になるまで、ジュニアNISAでの非課税投資は続けられます。
ジュニアNISAとは?
- 2016年1月からスタートしたお子様の将来に向けた資産運用のための制度。
毎年、上限80万円まで投資でき、最長5年間投資から得た利益が非課税となりますが、2023年12月で制度が終了することが決まっています。 - ジュニアNISAは、0歳から17歳の方が口座開設できます。
親・祖父母等が拠出した資金で親権者等が、お子様のために代理で運用を行うことができます。
安藤証券では2023年9月29日までの書類審査通過で「口座開設」が可能です。(お手続きに多少の時間がかかることもありますので、できるだけお早めのお問い合わせをお願いいたします。)
「ジュニアNISA 」の詳細は下記のWebサイトをご参照ください。
【2023年までのジュニアNISA 】
「みんなにいいさ!NISAがいいさ!!」 | 日本証券業協会 (jsda.or.jp)
令和2年度税制改正に伴い2024年1月1日以降ルールが変更になりいわゆる「新NISA」が始まります。それに伴い現在の「ジュニアNISA」では、対象者が原則18歳になるまで引き出しができないというルールでしたが、2024年以降は18歳以下でも引き出しが可能になります。
つまり2024年以降には、年齢や理由に関わらず保有している株式・投資信託等および金銭の全額を非課税で払出すことが可能になります(一部のみの払出しは不可)。そして、その際に現行の「ジュニアNISA口座」は閉鎖することになります。
「ジュニアNISA」3つのポイント
①お子様が18歳になるまでは運用が続けられる。
0歳のお子様を対象に、ジュニアNISA口座を開いて80万円投資すると、18歳になるまで18年間の長期にわたって非課税投資ができるメリットがあります。
NISAで個別株式を投資する際には、値上がり益を非課税にすることよりも高い配当金への非課税に注目する人が多いようです。
②投資する資金が余裕資金であり、長期投資ができること
ご自身の資産形成をするための投資ができていて、子供たちへの資産形成をする余裕があることが前提となります。無理をする投資は長く続けられなくなったり、銘柄・投資信託を焦って買付してしまい後悔をする可能性もあります。家計や将来の収入などをよく考えてお選びください。
③「投資について」や「お金との付き合い方、使い方」を子供に伝えることができる
今後は「誰もが投資をしていく時代」になると言われています。インフレによる現預金の価値の低下が始まり「貯蓄」から「投資」へのシフトが進み「資産運用の新時代」が始まります。 また情報社会が進んでおり、ネットでは膨大な量の情報が流れています。しかしそのすべてが正しい情報ではありません。お子様が社会人になり、投資に興味を持たれた際に、投資や資産運用に関する知識や知見があれば正しい選択が可能になります。
「ジュニアNISA」を通して「大切なお金」の使い方を伝えることができると考えます。
「ジュニアNISA」は前述のとおり今年の年末で終了することが決まっています。当社では9月29日までの書類審査通過で「口座開設」が可能です。
詳しくは、安藤証券の担当者にお気軽に問い合わせください。丁寧にご説明いたします。
解説動画『どう変わる⁉ 新NISA』
当社社員が「新NISA」をわかりやすく解説する「9分」の動画です。これを見れば「新NISA」の9割がわかります。残りの1割は、安藤証券までお問合せください。