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覚えておきたい!新NISA講座 第2回 成長投資枠
2023年8月7日掲載
来年2024年の1月からNISAがパワーアップします。
この「新NISA」について最近様々な記事や告知で目にするようになってきました。
現在もまだ「NISA口座」をお持ちでない方も多いと思いますが、まず「NISA」のメリットについてご紹介します。
前回は、「新NISA」での株式投資の配当金のメリットを紹介させていただきました。
2回目の今回は「新NISAの成長投資枠」について解説します。
「成長投資枠」とは、「高い成長が見込める企業への投資枠」という意味ではありません。「新NISAの成長投資枠」は現在の「一般NISA」にあたるものになります。
非課税保有限度枠をうまく活用するには、この「成長投資枠」をどう使うかが大切になります。
この「成長投資枠」では、株式、ETF、REIT、投資信託に投資が可能で、もう1つの「つみたて投資枠」に比べて投資できる商品が多く「たくさんの商品の中から自分に合った商品を選びたい」、また「積極的に投資したい」という人に向いていると考えます。(監理銘柄や上場廃止が決まっている整理銘柄、高レバレッジや毎月分配型投資信託などは除外)
また、現在の一般NISAの年間投資額は120万円なので、制度を使って買いたくても枠内で購入できない銘柄も多くありました。しかし「新NISAの成長投資枠」の年間非課税枠は240万円。ほとんどの上場株式を新NISAで買えるようになります。長期投資を目的としているのであれば「つみたて投資枠」と同様、投資信託を購入するのも一つの手と言えます。
そして、非課税限度額は「一生涯」で成長投資枠は1,200万円となりました。
「新NISA」では、途中で銘柄を売却してしまっても翌年にその元本部分の投資枠が復活する、という部分も魅力的な特徴です。
では下記の2つ項目について「成長投資枠」での投資目的を考えてみましょう。
投資の目的は「配当金」狙い?「値上がり益」狙い?
「成長投資枠で利益を得る」ための銘柄選択の2つの方法を解説します。
まず1つ目は「配当金」狙い、での銘柄選択です。
配当金を「定期的な収入」にすることを目的に、高配当株やETF、REITを保有して非課税で配当金確保していく戦略をとる投資家も多いです。
投資をしながら、一定の収入を毎年、また異なる決算月の銘柄を選ぶことで月をずらして得ることも可能です。もちろん企業の業績によって配当の増減があることに注意は必要です。
2つ目は「株価の上昇を目的とした値上り益」を目的とすることです。
個別株式や投資信託(アクティブ型)への投資を行い。売買をしてリターンを狙う。個別株の銘柄選びの難しさ、成長鈍化による株価下落も考えられます。値上がり、見込める銘柄を選別して投資することは簡単ではないですが、大きなリターンを狙える可能性もあります。
上記のどちらの目的でも、「新NISA」を使い「成長投資枠」の枠240万円以内で、銘柄や商品を購入すれば、「利益」にかかる税金は免除となります。また売買をしても「元本部分」は次年度に復活します。
「新NISA」は投資家の皆さんには、大変魅力的な制度になっていると考えます。
ご夫婦であれば最大3600万円まで非課税保有限度額で運用できます。(総枠1800万円×2人)
詳しくは、安藤証券の担当者にお気軽に問い合わせください。丁寧にご説明いたします。
解説動画『どう変わる⁉ 新NISA』
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