安藤証券 コラム

地上を走る地下鉄とリニモ 名古屋市名東区(藤が丘支店より)

2023年10月2日掲載

安藤コラム_藤が丘支店イメージ01.jpg藤が丘は名古屋市名東区の東部に位置しています。名東区はその名の通り名古屋市の東端で、尾張旭市・長久手市・日進市とも隣接しています。

名古屋市営地下鉄東山線の藤が丘駅があり、この駅は終着駅になります。地下鉄名古屋駅から藤が丘駅までは電車で30分、車では名古屋駅からまっすぐに伸びる広小路通りを進み続けると45分ほどで到着します。

また「リニモ」の愛称で親しまれるリニアモーターカー路線の藤が丘駅もあります。

「藤が丘」の由来

「藤が丘」という地名は1970年に行われた区画整理の際に誕生した名前で、地下鉄藤が丘駅があることが由来のひとつです。

そもそも駅名にもなった「藤が丘」は、元は「藤森」という古くからある地名に由来します。藤森は藤の花が多く咲く美しい郷であったと言われ、周辺には他にも「藤里町」「藤巻町」といった地名が今なお残っています。

歴史

現在の藤が丘一帯はかつて農村地域でしたが、第一の転機となったのは明治時代に行われた大規模な区域再編でした。名古屋県が廃止され愛知県が誕生したことをきっかけに、当時の藤森村は猪高村に名を改め、次第に市街地として整備されていきます。そして猪高村は名古屋市に組み込まれることになりますが、当時は名東区ではなく千種区とされていました。

第二の転機となったのは地下鉄線路の延伸でした。1969年、それまで星ヶ丘駅止まりだった地下鉄東山線に星ヶ丘駅~藤が丘駅間が開通します。駅の開通で区画整理が行われたことで1970年に藤が丘という地名が生まれ、その後人口の著しい増加に伴って千種区から分区独立という形で名東区が誕生しました。2025年に名東区は区制50周年を迎えます。

こうして今ある「名東区の藤が丘」になっていきました。

藤が丘支店コラム_イメージ202310D.jpg藤が丘支店近辺の桜並木と、藤が丘商店街

2つの鉄道

藤が丘には「名古屋市営地下鉄東山線」と「愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)」の2つの鉄道が通っています。

東山線は名古屋市を東西に走る地下鉄で、当社の高畑支店がある高畑駅と藤が丘駅の間を行き来する路線です。「地下鉄」ではありますが、東端にある藤が丘駅、本郷駅、上社駅は地上に建設されています。これは前述した線路延伸の際に、建設コストを抑えるために地下工事ではなく高架式が採用されたのだそうです。

リニモは日本で唯一の「磁気浮上式リニアモーターカー」が走る路線です。電磁石の力で車体を浮かせて走るため、車輪がないというのが大きな特徴です。また走行は無人自動運転で、最高速度100㎞/hまで出すことができます。

リニモ特有の浮遊感のある乗り心地は、はじめて乗車する時には少しびっくりするかもしれません。路線は藤が丘駅から豊田市の八草駅にかけて東西に延びていて、途中の駅にはジブリパークで話題の「愛・地球博記念公園」、戦国時代に小牧・長久手の合戦の舞台になった「長久手古戦場」など多くの名所があります。

安藤コラム_藤が丘支店イメージ03.jpg

今の藤が丘

地下鉄やリニモの開通だけでなく、東名高速道路の名古屋インターチェンジも開設されたことで今では交通の要衝となった藤が丘。藤が丘駅周辺には多くの店が立ち並び、活気にあふれた場所になっています。

また「藤が丘中央商店街」があり、安藤証券藤が丘支店も組合メンバーの一員です。当支店は1987年に開設されて以来、35年以上地域の皆様にご愛顧いただいております。お近くまでお越しの際には、是非お気軽にお立ち寄りください。

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