安藤証券 コラム

大相撲・豊田場所(令和五年夏巡業)観戦レポート

2023年8月7日掲載

<2023年7月29日(土) 於・スカイホール豊田>

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安藤証券は7月29日(土)に行われた「大相撲・豊田場所(令和五年夏巡業)」に協賛をいたしました。豊田支店のある地元で行われた5年ぶりの大相撲、大盛況となった会場の模様をレポートします。

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豊田での巡業は5年ぶりとのことで、朝9時の開場と同時に多くのお客様が来場し、限定グッズのほとんどが昼までには完売、力士との撮影会は整理券が開場すぐに配布が終了してしまい、まるでアイドルとの握手会や撮影会を彷彿とさせる光景で、最近の相撲ブームの高まりを実感しました。

また、来場者は、若い女性同士や家族連れ、親子三代で来ている方も多く、相撲のファンというと高齢者を想像しがちですが、幅広い年齢層の方が巡業の観戦を楽しんでいました。

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実際の取組が始まるのは午後からですが、午前中は公開稽古が行われ、三役が若い力士に胸を貸す時には、あちらこちらからカメラのシャッター音が聞こえてきました。

他にも「力士への質問コーナー」、「髪結の実演」、「相撲甚句」や「初切(しょっきり)」といった催し物が続き、観客を飽きさせないための工夫がされており、席でお弁当を食べながら興味津々で楽しむ光景を随所で見掛けました。

特に「初切(しょっきり)」を見たのは初めてで「相撲の禁じ手」を小芝居も交えながらわかりやすく紹介してくれました。行司も巻き込んだ小芝居は面白おかしく、それでいて力士のアスリートとしての身体能力の高さを垣間見ることができました。

いよいよ午後になり、序二段の取組で地元出身(豊田市出身、刈谷市出身)の力士が土俵に上がると、場内からは大きな拍手や声援が送られ、幕内上位の取組にも負けない盛り上がりを見せてくれました。大声援を受けての心身に闘志をみなぎらせる様子がこちらまで伝わり、気がつけば私も大きな拍手を送っていました。彼らの今後の活躍に期待したいものです。

そして番付が上がるにつれ手に汗握る展開が増え、上位力士の力の差を実感しました。強烈なつっぱりからの押し出し、上手・下手の取り合いから投げ技などが決まると会場からは歓声が上がり、勝った力士が花道から引き上げる時には、花道横の観客から大きな拍手が送られ労いの言葉が掛けられていました。

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相撲を生で見てみると、土俵と客席の距離はとても近く、ぶつかり合う音もすぐそこから聞こえてくるくらいの近さ。中でも横綱・照ノ富士の土俵入りは、その迫力を間近に感じることができ、迫力と横綱の貫禄に触れることができました。

当然ながら、取組や稽古は真剣に行われますが、それ以外の場面ではどの力士もファンサービス精神に溢れており、本場所とは違う楽しみを求めて巡業に足を運ぶ相撲ファンも多そうです。幕内の土俵入りで、力士が土俵上から観客に手を振る場面など、巡業ならではの光景も見ることができました。

大相撲は、閉鎖的、前時代的と揶揄されることも多い「伝統文化」ですが、時代に合わせて変わっていこうという姿勢もあります。相撲という国技に恥じない文化のこれからの発展を祈念いたします。

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