安藤証券 コラム
歴史と暮らしが調和した魅力あふれる街「塚口・兵庫県尼崎市」(塚口支店より)
2025年9月19日掲載

安藤証券・塚口支店のある尼崎市は、大阪と神戸の間に位置する交通至便な地域で、その北に位置する「塚口」は歴史と暮らしが調和した魅力あふれる街です。
町の歴史はとても古く、奈良時代から平安時代にかけて、すでに集落が形成されていたとされ、地名の由来は「塚:古墳や塚状の地形」と「口:道の入口」に由来すると言われています。周辺が農村地帯として栄え、江戸時代には西国街道に近く宿場町としても機能し、多くの人が行きかったといいます。
現在の塚口は、阪急神戸線・塚口駅及びJR宝塚線・塚口駅を中心に広がる住宅地であり、大阪・梅田や神戸三宮まで20分圏内、通勤・通学に便利な立地からファミリー層に人気のエリアです。
街には、昔ながらの小さな商店や商店街があり、温かい人々と活気あふれる雰囲気が魅力です。阪急塚口駅周辺には複合型商業施設である塚口さんさんタウンをはじめ映画館、飲食店街が整備され、活気ある街並みが広がっています。
また駅の北には、大型のショッピングセンターの「グンゼタウンセンター つかしん」があります。ここにはバブルが始まった頃の1985年に西武セゾングループが開発した都市郊外型施設「つかしん」がありました。

近松門左衛門
塚口にゆかりの深い歴史人物が近松門左衛門です。江戸・元禄時代の人形浄瑠璃・歌舞伎の脚本家として名高く、日本のシェークスピアとも言われています。近松は晩年、塚口の広済寺に「近松部屋」を作り、そこで執筆も行っていました。広済寺には墓があり、隣の近松公園は市民の憩いの場として親しまれています。また市内には近松の様々な記念碑やモニュメントがあり、それらを巡るのも楽しいです。

富松(とまつ)神社
塚口の北部に位置する富松神社は、1200年前の天平年代の創建と伝わる由緒ある神社、厄除けや五穀豊穣、商売繁盛の神様として親しまれています。
奈良の大仏を造立した高僧・行基が人々を指導して田畑を開拓し稲作を進め、その富松の里の守り神として神様と仏様をまつったのが起源とのことです。
平安時代には藤原摂関家の荘園を守る鎮守の社となり、江戸時代には尼崎藩主松平家の厄除の祈願所として厚い庇護を受け栄えました。
戦国時代には、度々戦火にあいましたが、現在の本殿は1636年に再建のもので、昭和43年に兵庫県重要文化財に指定されています。
毎年秋に行われる「富松神社秋祭り」では、「だんじり」やお神輿が近所を練り歩き、塚口の街が大いに盛り上がります。

安藤証券・塚口支店は、開設以来38年、塚口の地域と共に歩み皆様の暮らしに寄り添った金融サービスを提供しております。資産運用等ご相談がございましたらお気軽にお立ち寄りください。社員一同皆様のご来店を心よりお待ちしております。
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