「債券価格」の変動、3つの要因

「債券価格」とは、債券がマーケットで取引される時の価格のことで日々変動します。

「債券の価格」は「市場金利」「為替」「景気」に影響を受け、左右されます。

※もし投資家が「購入した債券を、その償還日まで保有する」際は、「利息」と償還日に「額面金額」が払われるので「債券価格」を気にする必要ありません。

償還前に「債券」を売買する場合は非常に重要です。

①市場金利 「金利」が上昇=債券価格が下落
「金利」が下落=債券価格が上昇
②為替 「円高」=債券価格が上昇
「円安」=債券価格が下落
③景気 「景気が良くなる」=債券価格が下落
「景気が悪くなる」=債券価格が上昇
  1. 「金利が影響を与える仕組み」
    • 債券の価格はは「市場金利」に大きく左右されます。
    • 一般に「金利(市場金利)」が上昇すると「債券価格」は安くなり、
    • 金利が下がると「債券価格」高くなります。

例えば

「債券A」の金利が2%とした場合、

「市場金利が3%」になると、

「債券A」の金利は、市場金利より安くなるため人気がなくなり、

「債券A」の価格は下落

逆に「市場金利が 1%」になると、

「債券 A」の金利が市場金利より高くなり価格は上昇する、

という仕組みです。

「為替が影響を与える仕組み」

円高の場合、

・投資家が為替の差益を狙い「日本の債券」を購入→債券の人気が上昇→債券価格は上昇

・「外貨建債券」の魅力がなくなる→「国内債券」の人気が上昇→債券価格は上昇

円安はその逆が起こります。

「景気が影響を与える仕組み」

・景気が良くなると=株価が上昇=株が人気で債券の人気が下がる=債券価格は下落

・景気が悪くなると=株価が下落=債券の方が魅力=債券価格は上昇

となります。