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証券新報 2008号

今月の参考銘柄牧野フライス製作所6135◇工作機械大手◇海外向け堅調日立化成4217◇リチウムイオン電池用負極材で世界トップシェアを誇るジャパンエクセレント投資法人8987◇大都市圏のオフィスビルを主要投資対象とするREIT詳細はP3・P4をご参照ください【目次】  □ 焦点 どこまで恩恵を受けられるか「インバウンド効果」 → 2P  □ トピックス → 5P  □ ファイナンスメモ → 6P2015年3月、失業率が2ヶ月連続改善、有効求人倍率は横ばい2015 5/15 No.2008平成27年5月15日発行(毎月1日・15日発行)01 総務省が発表した2015年3月の完全失業率(季節調整値)は、前月比0.1ポイント低下の3.4%と2ヶ月連続で改善した。特に15~24歳の若年労働者の就業が進み、失業率が低下したとみられる。完全失業率が4%程度と言われる「構造的失業率」(雇用のミスマッチなどで景気が良くても雇用として利用されない労働者の比率)を下回ると、人手不足が強まり賃金が上昇し、物価上昇が加速すると言われる。完全失業者数(原数値)は前年同月比18万人減の228万人、就業者数(同)は6319万人で同21万人増加した。 また、厚生労働省が発表した2015年3月の有効求人倍率は1.15倍と前月から横ばいで、23年ぶりの高水準を維持し、17ヶ月連続で1倍以上になっている。企業の求人は増える一方、新たに仕事を探す人が減っているためとみられる。有効求人倍率は、仕事を探している人1人に何人の求人があるかを示す。都道府県別にみると、最も高かったのは東京都の1.65倍で、最も低かったのは沖縄県の0.79倍。新規求人数(原数値)は前年同月比4.7%増の87万5144人となり、業種別で新規求人の増加が目立ったのは、宿泊・飲食サービス業や医療・福祉。