ブックタイトル証券新報　2007号

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証券新報　2007号

参 考銘 柄ＤＯＷＡホールディングス発行済株式数株価（2015/4/24）Ｅ Ｐ ＳＰ Ｅ Ｒ （ 連）高値（2015/3/24）安値（2014/3/25）●●●●●●309,946千株1,080円84.48円12.8倍1,097円739円●業績推移（連結ベース、単位はＥＰＳと配当が円、他は百万円、予は会社側予想）決算期売上高営業利益経常利益当期利益ＥＰＳ 配　当13/3 419,390 24,564 27,277 15,213 51.41 12.0014/3 443,985 31,794 35,055 23,310 78.77 15.0015/3予470,000 36,500 38,000 25,000 84.48 15.00同社は主要5事業である環境・リサイクルや製錬、電子材料、金属加工、熱処理の各事業を展開する。手掛ける事業はいずれも金属市況や景気等の変動の影響を受けやすいものの、収益源の分散により安定した収益構造となっている。また、有利子負債はここ数年縮小し、財務改善が進んだことで、2014年11月に発表した新中期経営計画では、2018年3月期までの3ヶ年で800億円（前中期経営計画見込み：589億円）と設備投資額を大幅に増やす計画である。新拠点展開の推進などにより、さらに安定した収益を稼ぐ狙いとみられる。環境・リサイクル事業は、一般廃棄物および産業廃棄物の収集・運搬から減容化・無害化する中間処理、さらに最終処理までの一貫体制を構築し優位に立っている。廃棄物処理では低濃度ＰＣＢ事業を着実に推進するとともに、営業体制の強化に継続して取り組み、土壌浄化では、活発化する公共投資を背景に発生増加が見込まれる場外処理案件の獲得を図り、リサイクルでは、米国やアジアを中心としてグローバルにリサイクル原料の集荷を拡大し、金属リサイクルを強化する方針である。製錬事業では、貴金属銅事業や亜鉛事業、レアメタル事業の各分野で高い技術力を背景に、積極投資と技術開発で事業基盤を強化し、東アジアＮo.１企業を目指す。電子材料事業においては、半導体製品である高純度ガリウムや高輝度・高出力の赤色・赤外ＬＥＤのほか、放送局向けビデオテープ用およびデータストレージ用に使用されるメタル粉、プリンタや複写機のマグロールに使用されるボンド磁石用のフェライト粉など、世界トップシェアの製品を多く抱えることにより一定の利益を確保している。５７１４◇各事業とも業績堅調◇安定した収益構造平成2 7 年5 月1 日発行2015 5/1 No. 200703株価（円）　　 　　　5714 DOWAホールディングス株価と売買高（週足）12001100100090080070060013/6 13/7 14/1 14/7 15/1200015001000500011/98823/2973910/188181/178377/129981/111049出来高（万株）売上高（左） 経常利益（右）（連結、単位：億円）0501001502002503003504003,4003,6003,8004,0004,2004,4004,6004,80012/3 13/3 14/3 15/3予業績推移