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証券新報 2003号

訪日外客数(単位は人、出所は日本政府観光局)日本政府観光局(JNTO)が発表した2015年1月の訪日外客数は、前年同月比29.1%増の121万8,000人であった。昨年は1月下旬からの旧正月休暇により、中華系人口の多い市場を中心に訪日外客数が大きく増加していたが、今年は前年同月をさらに27万4,000人上回り、1月としての過去最高を更新した(2015年の旧正月休暇は2月中旬から下旬)。これまで豪州や東南アジアを中心に、スキーや雪遊び、冬のイベントなどの『スノーリゾートとしての日本』をPRしてきたことや、来日ビザの緩和、消費税免税制度の拡充などが寄与しており、観光目的で来日し、観光の合間に電化製品、化粧品、日用雑貨、高額な装飾品など日本製品の安全性や高品質の商品を大量購入するケースが目立っている。また、円安の進行により訪日旅行の割安感が浸透し、訪日旅行者数の増加につながっている。市場別では、韓国は1964年の統計開始以来、全市場で初めて単月で30万人を超え、豪州は2014年12月に続き2カ月連続で単月過去最高を記録した。また、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、フランス、ドイツ、イタリア、スペインが1月としての過去最高を記録した。2月は旧正月休暇により、中華系人口の多い東アジア地域からの訪日客数の増加が見込まれるほか、円安傾向の継続やスノーレジャー需要の拡大が後押しし、好調に推移することが予想される。1月の訪日外客数が過去最高に020200,000400,000600,000800,0001,000,0001,200,0001,400,000201301 201304 201307 201310 201401 201404 201407 201410 201501