ブックタイトル証券新報　1996号

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証券新報　1996号

小松製作所３発行済株式数株価（2014/11/12）Ｅ Ｐ ＳＰ Ｅ Ｒ （ 連）高値（ 2 0 1 4 / 1 1 / 7 ）安値（ 2 0 1 4 / 2 / 6 ）●●●●●●983,130千株2,719.5円164.68円16.5倍2,763.5円1,958.0円●業績推移（連結ベース、単位はＥＰＳと配当が円、他は百万円、予は会社側予想）決算期売上高営業利益経常利益当期利益ＥＰＳ 配　当13/3 1,884,991 211,602 204,603 126,321 132.64 48.0014/3 1,953,657 240,495 242,056 159,518 167.36 58.0015/3予1,925,000 255,000 249,000 157,000 164.68 58.00２０１４年４－９月期（第２四半期累計期間）の連結業績は、鉱山機械の需要低迷や中国の需要減少などを北米、欧州などで一般建設機械需要が堅調に推移したことなどによりカバー、円安も寄与し、売上高は前年同期比１.９％増と増収を確保した。利益面では円安効果、販売価格改善効果などから営業利益が同１５.３％増と２ケタ増を達成した。会社側は２０１５年３月期通期の業績予想を上方修正、売上高が従来の会社側予想を４５０億円、営業利益、経常利益が同１２０億円、当期利益が同３０億円上回る見通しである。中国向けの売上高見通しを減額する一方、国内や北米を増額、需要低迷が続く鉱山機械に底入れの兆しが出ている模様であるほか、前提となる為替レートを見直したことによるもので、営業利益は前年同期比６.０％増となる見通しである。同社はこのほど、ＩＣＴ油圧ショベルの市場導入を開始、１０月からの欧州、日本市場に続き、１１月には米国市場に導入する。ＩＣＴ油圧ショベルはＧＮＳＳアンテナと基地局から得たバケット刃先の位置情報を施工設計データに照合しながら、設計面を傷つけないように作業機操作を制御する、世界初のインテリジェントマシンコントロールを実現したもので、情報化施工が先行する先進国に積極的に普及を図る方針である。６３０１◇ＩＣＴ油圧ショベルの市場導入を開始◇通期業績予想を上方修正株価（円）　　 　　　6301 小松製作所株価と売買高（週足）1500200025003000350012/12 13/1 13/7 14/1 14/7300020001000400050006000700004/620048/320915/2530959/2126102/819588/92245出来高（万株）売上高（左） 経常利益（右）（連結、単位：億円）05001,0001,5002,0002,5003,00005,00010,00015,00020,00025,00012/3 13/3 14/3 15/3予業績推移