ブックタイトル証券新報　1979号

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証券新報　1979号

武田薬品工業３発行済株式数株価（ 2 0 1 4 / 2 / 2 6 ）Ｅ Ｐ ＳＰ Ｅ Ｒ （ 連）高値（ 2 0 1 3 / 4 / 2 5 ）安値（ 2 0 1 3 / 1 / 4 ）●●●●●●789,680千株4,904円126.67円38.7倍5,520円3,915円●業績推移（連結ベース、単位はＥＰＳと配当が円、他は百万円、予は会社側予想）決算期売上高営業利益経常利益当期利益ＥＰＳ 配　当12/3 1,508,932 265,027 270,330 124,162 157.29 180.0013/3 1,557,267 122,505 113,168 131,244 166.25 180.0014/3予1,690,000 150,000 135,000 100,000 126.67 180.00◇通期業績予想を上方修正◇米国で大うつ病治療剤の販売を開始２０１３年４－１２月期（第３四半期累計）の連結業績は、主力の２型糖尿病治療剤「アクトス」が大幅減収となったものの、国内で２型糖尿病治療剤「ネシーナ」や高血圧症治療剤「アジルバ」が、海外で消化性潰瘍治療剤「パントプラゾール」や多発性骨髄腫治療剤「ベルケイド」などが順調に伸び、円安効果もあって売上高が前年同期比８.２％増と増収を達成した。利益面では円安に伴う販管費の増加を増収効果や海外子会社における事業運営体制の合理化効果などにより吸収、営業利益は同１２.４％増と２ケタ増となった。なお、経常利益は営業外費用に為替差損を計上したため同３.７％増に、当期利益は前年同期に移転価格税制に基づく追徴税の還付金を計上していたため同２０.１％減となった。会社側は２０１４年３月期通期の業績予想を上方修正、４－１２月期までの実績や前提となる為替レートの見直しなどを受けて売上高、営業利益、経常利益が従来の会社側予想を１００億円、当期利益が同５０億円上回る見通しで、営業利益、経常利益は２ケタ増となる見通しである。同社はこのほど、デンマークのルンドベック社と共同で、成人向け大うつ病治療剤「ブリンテックス」を米国で発売した。同治療剤は６－８週間の短期投与試験と２４－６４週間の長期維持試験で大うつ病の全般的な症状に関して統計学的に有意な改善効果が認められており、有力な治療剤になる可能性があるものと期待されている。４５０２株価（円）　　 　　4502 武田薬品工業株価と売買高（週足）300035004000450050005500600012/3 12/7 13/1 13/7 14/1050010001500200025003000 10/634904/2755206/15418012/145170出来高（万株）売上高（左） 経常利益（右）業績推移（連結、単位：億円）02,0004,0006,0008,00010,00012,00014,00016,00018,00011/3 12/3 13/3 14/3予05001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,000