ブックタイトル証券新報　1975号

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証券新報　1975号

５　昨年12月中ごろまでは、東証1部の主力株が高値警戒感や欧米株安、円安一服などから利益確定売りに押されて、日経平均株価は軟調に推移した一方、個人投資家の資金は外部環境に左右されにくく、出遅れ感のある値動きの軽い一部の新興市場株に向かったとみられる。その後は逆に、再び円安に振れたことや欧米株の上昇などを手掛かりに東証1部市場が上げに転じ、新興市場の買い意欲は限定的となった。また、新興市場は個人投資家のウエートが高いことから、優遇税制終了に伴う売り圧力も強くなった模様。全般的には今年も新興市場銘柄の株価は堅調に推移すると予想されるものの、収益力で選別する動きが出てくる可能性もある。個別では、新電池の量産化技術開発に成功したと発表した日本マイクロニクスや第2四半期が7四半期ぶりに営業黒字となったフェローテック、悪天候時などでも鮮明な画像を撮影できる半導体を開発したと報じられたザインエレクトロニクス、クルーズ、メッセージなどが上昇した。半面、ファイナンスを発表し希薄化が嫌気されたメイコーやウエストホールディングス、田中化学研究所、エムティーアイなどは下落した。主な指数11/22終値12/24終値騰落率日経平均株価15,381.72 15,889.33 3.3%日経ジャスダック平均株価1,959.53 1,938.84 -1.1%JASDAQ-TOP20 5,145.19 5,314.61 3.3%● ＪＡＳＤＡＱ－ＴＯＰ20の構成銘柄の株価・概要等コード銘柄名業種売買単位（株） 11/22 終値12/24 終値騰落率 % 概算時価総額業務内容12/24（億円）14072138240024612656270227823765385840804239434847554819676967876871689074589438ウエストホールディングスクルーズメッセージファンコミュニケーションズベクター日本マクドナルドホールディングスセリアガンホー・オンライン・エンターテイメントユビキタス田中化学研究所ポラテクノインフォコム楽天デジタルガレージザインエレクトロニクスメイコー日本マイクロニクスフェローテック第一興商エムティーアイ建設サービスサービスサービス小売小売小売情報・通信情報・通信化学化学情報・通信サービス情報・通信電気機器電気機器電気機器電気機器卸売情報・通信100111001100100111001111110010010010011,5653,3652,9312,7745632,7493,96563,3001,7965246448761,4692,5251,1299319464773,0751,7521,2303,9303,1652,6526002,7023,93563,9001,8004416918981,4932,6371,3256743,3805722,8891,600-21.4%16.8%8.0%-4.4%6.6%-1.7%-0.8%0.9%0.2%-15.8%7.3%2.5%1.6%4.4%17.4%-27.6%257.3%19.9%-6.0%-8.7%3355036361,164843,5931,4927,3611616128625919,7601,2441641746761771,725214グリーンエネルギー事業（太陽光発電システムの販売・施行等）およびエコリフォーム事業などを展開モバイルコンテンツ、ソーシャルゲームの開発有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅を展開パソコンやモバイル向けのアフィリエイト（成果報酬型広告）広告サービスを提供PCソフト、モバイルのオンラインゲーム販売サイト運営ハンバーガーショップのチェーン展開国内大手でも東海地盤に全国展開する100円ショップオンラインゲーム開発機器用ソフトの研究開発ニッケル、リチウム２次電池正極材料製造中小型液晶用偏光フィルム、プロジェクター用部材製造インターネット放送、映画配給などコンテンツ流通・配信インターネット通販・旅行・金融等総合サービスサイトの運営インターネットのサイト運営や広告、決済業務の代行ファブレス半導体の開発・製造プリント配線板の製造ウエハや液晶ディスプレー等の検査用半導体機器を製造半導体製造装置部材の開発・製造業務用通信カラオケ「DAM」を全国展開携帯電話の会員向けに音楽やアメニティコンテンツを配信